熱海梅園で、早春を告げる第78回「梅まつり」(〜3月6日)が開幕、ひと足早い春を求める観光客でにぎわいました。園内に植えられた60種469本の梅が早咲き種が開花し始める中、熱海囃子(ばやし)笛伶会(てきれいかい)の演奏で2年ぶりにオープニング式典が開催されました。
恒例の熱海・大島交歓会(東京都大島町)では、出席した両市町の関係者34人が伊豆山土石流災害犠牲者に黙祷を捧げ、熱海芸妓衆(ほたる、こはく、美保、ちづ穂、小夏)が「来宮まいり」「梅まつりの唄」「三下がり三下り甚句」を華麗に舞い、春の幕開けに花を添えていました。
市によると、今シーズンは過去10年でもっとも開花が早く、すでに14本が見ごろを迎え、3分咲きが11本、2分咲きが20本(1月6日現在)。他の早咲き種のつぼみも膨らみ始め、1月下旬には見ごろを迎えそうだということです。
市内では「糸川桜まつり」(〜2月6日)も同日始まり、こちらも1月下旬には満開を迎えます。