熱海海岸にある、南米産のノウゼンカズラ科「ジャカランダ」が開花し始めました。下の写真は5/15(日)に撮影したものです。
お宮緑地「ジャカランダのプロムナード」にある苗木(全101本)のうち、サンデッキ斜面にある「日南ピンク」という種類の苗木1本が開花、つぼみがある(未開花)木は50~55本です。
同プロムナードと国道135号下り沿いにある高木30本中、開花し始めた木は1本(「渚館」前)、つぼみがある(未開花)木は20本弱です。
ホテル「ミクラス」前の一番大きな木は今のところ、つぼみはほんの少しだけ(;_;) その他、たくさんつぼみが出ているのは数本です。
南米産のノウゼンカズラ科の「ジャカランダ」をご存じでしょうか。
写真のように、紫色の花をブドウのように房状に咲かせ、葉の緑と花の紫がとても美しい落葉高木です。
熱海市には、国道135号沿い(東海岸町「ジャカランダ遊歩道」~渚町「親水公園」間の歩道)に高木と苗木があります。
【ジャカランダについて】
●位置づけ
世界3大花木(カエンボク・ホウオウボク・ジャカランダ)の一つ。
●形質
ノウゼンカズラ科の落葉高木~低木。葉は優美なシダに似た2回羽状複葉、花は藍色または青紫色が基本で、ピンクや白色もある。落葉だが春先まで葉を着けることが多い。
●原産地
南米の熱帯~亜熱帯地方原産で約50種が知られる。
●分布
世界の熱帯、亜熱帯の乾燥地帯を中心に栽培される。国内では関東南部~沖縄まで栽培事例あり。
●生育環境
凍障害を受けない温暖な土地で、かつ日照の多い比較的乾燥地を好む。
●開花特性
国内では花より葉が先行して出芽する。花数も相対的に少ないため樹冠全体が花で覆われることは少ない。