<開花概要>
河津川沿い並木は、昨年の台風による強風塩害で早期に落葉した個体から返り咲き現象が見られたりで、シーズンでの開花が心配されましたが、とくに問題い状態です。

1月中は年間で最も低気温なので、例年つぼみの変化が僅かなのですが、今シーズンは大寒前から本日に至るまで連日最高気温が13度を超えるなど3月上旬並の気温となっており瞬く間につぼみが膨らみました。
また、休眠覚醒は「ある量の低温を感知したときに発せられる」ため、そのシーズンの条件により気温の低い高地(上流部)から開花する場合があります。
このため河津七滝地区や河津川沿いの桜並木では上流部でつぼみの膨らみが大きくなっています。
ただし、河津七滝地区などでは休眠覚醒後に低温が続くと開花が遅れ、葉芽が先に展開する場合が多くなるので必ずしも喜ばしい状況とは言えません。