6月1日に網代温泉ハイキングコースにある伊豆古道東浦路の整備をいたしました。
東浦路は、伊豆半島の東海岸を通る江戸時代の街道です。幕末には吉田松陰が黒船に乗り込もうと金子重輔とともに下田へ駆け抜けたと伝えられております。
周辺の開発が進む中で断片的に往時の姿のまま残る区間があり、宇佐美の比波預天神社(ひはよてんじんじゃ)から網代の大島茶屋跡(網代峠)に至る約2.2キロメートルは歴史をたどるハイキングコースとして活用しております。
宇佐美-網代間には江戸城の築城石を切り出した石丁場跡など多くの歴史的文化遺産があり、広域的な見地から保存・活用に取り組むため、昨年網代温泉観光協会を含めた8団体で「網代宇佐美広域活性化推進協議会」を発足しました。今回は、倒木などで歩くことが困難な熱海側区間の整備を企画し、大勢の方に協力して頂き、開通することができました。
これからまだ看板や地図を作ったりして皆様に散策して頂けるように整備させていただきたいと考えております。