梅花の香る熱海市のMOA美術館で3月17日まで「紅白梅図屏風(びょうぶ)展と所蔵名品展」が開催されています。江戸時代の絵師・光琳作の国宝「紅白梅図屏風」は、二曲一双の金地を背景に白梅と紅梅を対峙させ、図案化した梅花や流れる川を描いた光琳の最高傑作。日本の装飾芸術を代表する作品と評されています。
 同時展示する国宝は同美術館が所有する京焼の大成者・野々村仁清作「色絵藤花文茶壺」と三大手鑑の一つと して著名な手鑑「翰墨城(かんぼくじょう)」。 このほか 国の重要文化財で中国・唐代に描かれた「樹下美人図」や「過去現在絵因果経断簡」「山水 人物蒔絵手箱」「青磁大壺」など同美術館のコレクションの各ジャンルを代表する名品を展示しています。開館は午前9時半から午後4時半です。