熱海サンビーチの釜鳴屋平七像両脇のあたみ桜が満開を迎えています。市内屈指のビューポイントとして知られ、東京や神奈川から訪れた若者たちが早春の穏やかな海辺を背景に全開で咲く2本の桜をSNSで発信。糸川遊歩道のあたみ桜も満開が続き、3連休とあいまって花見客で賑わっています。
釜鳴屋平七は、江戸時代の安政3年、熱海の漁民の生活を守るために立ちあがった郷土の義人。マグロ網の利権をめぐる網元と漁民との漁業権紛争の際、網元でありながら漁民の生活を守るために一揆の先頭に立ち、韮山代官所に直訴。その罪で捕らえられ、5年間の獄舎生活の後、八丈島に送られる途中、1863年に伊豆大島で35歳で亡くなった。以前は、ここで平七の命日11月4日に供養祭を開いました。