樹齢二千年、国指定天然記念物「大楠」のある來宮神社は、漁業・禁酒・禁煙の神として有名で、毎年7月14日~16日には例大祭:通称「こがし祭り」が盛大に執り行われます。
15・16日の神幸祭は熱海の繁栄を祈る神事で、來宮の神々を御鳳輦(ごほうれん)に乗せ、町に降ります。宮司・神官をはじめ、総代・神役など御神幸行列は総勢500名を超え、壮大な時代絵巻の再現となります。
行列の中の天狗「猿田彦」は天尊降臨の際案内した神様で、御祭神と御縁の深い「麦こがし」を撒きながら道中を案内します。この「麦こがし」に触れると無病息災・身体健康になると伝えられており、市民はこぞってかぶりに行くほどです。
例大祭での一番の見どころは16日の昼にサンビーチで行う「御鳳輦浜降り」です。四十二歳(厄年)をむかえた男性たちが声高らかに「みょうねん」と発し、神々に感謝の気持ちを表しながら御鳳輦を力強く担ぎ上げ浜から海中に入る神事で、古来より代々継承されています。
下記リンクページには本年度例大祭スケジュールをアップしました。
15・16日の夜には山車30基以上が出場する「山車コンクール」も開催しますので、ぜひ観覧にお越しください。