平年よりも開花が遅れていた静岡県伊豆半島の早咲きの桜「河津桜」が、ようやく満開となり、本格的な春の観光シーズンが幕開けとなりました。
「いよいよ、全体で見頃となりました」(岸 重宏 河津町長)
岸重宏町長は26日、河津桜が見頃を迎えたと宣言しました。河津桜の原木は26日、すでに満開で、町内は多くの観光客で賑わいました。
「感激です。色もピンクで濃い色で、心を揺さぶられます。癒やされます」(観光客)
桜並木がある河津川では、河口に近い下流部で6分咲きからほぼ満開、山側の上流部では5分から6分咲きとなっています。今年は寒さの影響で平年に比べ2週間ほど開花が遅れたため、過去2番目に遅い宣言となり、関係者をやきもきさせました。
去年の河津桜まつりには、およそ93万6000人の観光客が訪れていて、本格的な春の観光シーズン到来に町は目標の100万人を突破したいと意気込んでいます。