【低温度差発電】
熱海市では、温泉の熱を利用した新しい発電技術、「低温度差発電」の実証実験を行っています。
このたび「温泉湯気を活用した低温度差発電装置」が湯前神社境内に設置されました!
慶應義塾大学環境情報学部 武藤教授が開発されたシステムで、高温の温泉の湯気(約100度)と水道水(約20度)の温度差を電機に変換するゼーベック素子(熱電素子)5枚で、15Wの発電をするものです。
ゼーベック効果は、今から190年ほど前にトーマス・ゼーベックによって発見された原理。
武藤教授はこの原理を活用して温泉の熱と水との温度差を活用した低温度差発電装置の開発に取り組まれています。
この技術で発電した電力を、隣接する湯前神社境内に送電して、横波スピーカー、無料充電ポスト、LED電灯、無線ルーターなどのサービスを提供しています。
スピーカーからは、湯前神社の由来などの温泉情報が流れます。
無料携帯充電ポストは、USB端子から充電するアダプタを持参いただければ、無料で充電できます。
LED電灯は、3Wの電灯を24時間点灯します。
無線ルーターでのWi-Fi接続も可能です。
●設置場所/湯前神社 境内
●設置期間/平成24年10月5日(金)~平成25年3月29日(金)
●問合せ/熱海市総務部総合政策推進室 電話0557-86-6100