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9/19(月)~9/25(日)の間、観光文化施設「起雲閣」にて、世界遺産の建築家ブルーノ・タウト「深紅の情熱展」が開催されます。
タウトが手掛けた、日本唯一の建築・重要文化財「旧日向別邸」(旧日向家熱海別邸)を中心に、パネル、図書、家具の展示、VTR放映などでタウトとタウトの作品の数々をご紹介します。
また、期間中の9/23(祝)・9/24(土)には講演も行われます。
9/23(祝)13:30~同時講演Ⅰ
 「世界遺産になったブルーノ・タウトのジードルングと快適・長生きなまちづくり」
 講師:山下千佳(住まいとまちづくりコープ)
9/24(土)13:30~同時講演Ⅱ
 「タウトと旧日向別邸 四つの謎」
 講師:太田隆士(駿河台大学教授)
【世界遺産の建築家ブルーノ・タウト「深紅の情熱展」】
主催/旧日向別邸保存会事務局050-1391-6537 http://ataminoie.web.fc2.com
日程/9/19(月)~9/25(日)
会場/起雲閣 2Fギャラリー(熱海市昭和町4-2・電話0557-86-3101)
入館料/大人500円(団体の場合400円)・中学高校生300円(団体の場合200円)・小学生以下無料
開館時間/9:00~17:00(最終入館16:30まで)
休館日/毎週水曜日
交通/熱海駅より「相の原」方面行きバスにて約10分→「起雲閣前」下車
駐車場/あり(無料:普通車37台分)※大型バスは不可
★旧日向別邸の見学について
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会場となっている「起雲閣」とは・・・
丹那トンネル開通時の鉄道大臣を務めるなど政財界で活躍した内田信也氏が 1919(大正8)年に実母の静養の地として造った別荘が基となっており、非公開の岩崎別荘、今はなき住友別荘とならび、「熱海の三大別荘」と賞賛された名邸です。
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その後、大正14年に東武鉄道グループの礎を築き「鉄道王」の異名で呼ばれた根津嘉一郎の手に渡り、ほぼ現在の姿に整備されました。
1947(昭和22)年には、旅館として生まれ変わり、山本有三、志賀直哉、谷崎潤一郎、太宰治など日本を代表する文人に好まれました。
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別荘の母屋として伝統的な和風建築のたたずまいながら洋式の構造を取り入れた「麒麟」、螺鈿(らでん)細工によって模様が施された西洋館「金剛」、ステンドグラス、テラコッタ製の湯出口など建築当時の姿を残してる「ローマ風浴室」、英国チューダー様式の建物「玉渓」など、見応えある建物と美しい日本庭園をご覧いただけます。
ぜひ「深紅の情熱展」とあわせてご見学下さい。
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