熱海芸妓置屋連合組合が全国に公募していた熱海芸者の公式キャラクターの名前が「熱海 まめっこ」に決まりました。名付け親は、長崎県の石島拓哉さん。「お茶目で豆粒のように小さく可愛く、まめまめしく働きながら、周りの人を楽しませてくれる」というのが名前の由来。昨年12月〜1月8日に寄せられた500件の中から、2度の審査で8件に絞り、組合幹部とデザインを担当した株式会社蜂(熱海市紅葉ガ丘町)のスタッフが選んだ。「熱海っ娘(あたみっこ)」の応募もあったが、既に商品や店名などに使用されていたため、選考から外しました。
 ポスター類に続いて着ぐるみ、LINEスタンプ、シール、マスク、エコバックなどの製作準備も始まっており、着ぐるみはピンク、正月やおめでたい日に着る黒の「出の衣装」、夏用の浴衣もしつらえ、季節に応じて着せ替えます。
 組合長は「芸者は夢を売る商売。新型コロナウイルスの暗いニュースが多い中、少しでも明るい話題になれば。たくさんの人に可愛がってほしい」。広報部長の豆一さんは「熱海を訪れる若い人たちは芸妓文化を知らない。まめっこを通して熱海に芸者がいることを知っていただき、街中を賑やかにしたい。コロナが収まれば、さまざまなイベントに積極的に参加し、独自の事業として成功させたい」と述べていました。