「アジサイ街道」の名で知られる熱海市下多賀小山地区(伊豆多賀駅-網代駅)の国道135号沿いで、アジサイが見ごろのピークを迎えました。薄紫や青、白、ピンク…色とりどりに咲いた花が、JR伊東線の乗客やクルマで行き交う人の目を楽しませています。
 毎年、梅雨の時期になると咲き誇るアジサイと列車を写真に収めようと「撮り鉄」たちが訪れます。今もっとも人気なのが、JR東日本が昨年3月から投入し、運行を始めた東京と伊豆急下田駅を結ぶ観光特急列車「サフィール踊り子」。8両編成で全席がグリーン車の豪華列車。幻想的なアジサイが咲く中、青く輝くサファイア色の車両が快走すシーンは圧巻です。
 アジサイは小山臨海公園の向かい側のJR伊東線の土手約400メートル区間に約800株が植栽され、地元の「小山あじさいを愛する会」の会員約30人が手入れをして頂いています。