熱海市内各所にある「ヒマラヤ桜」の開花がすすんでいます。
例年11月後半~12月にかけて開花する珍しい桜で、薄いピンク色の美しい花を咲かせます。今年は11/20に親木(熱海高校下法面)の開花が確認されました。
熱海市では、親木が熱海高校下法面にあり、若木が親水公園のほか、月見ガ丘公園・さくらの名所散策路・長浜海浜公園などに点在、合計49本あります。
親木は、昭和42年8月、東京大学に留学中のネパールのビレンドラ元国王(当時皇太子)が 伊東市を御訪問された折、熱海植物友の会が熱海の桜と梅の種子を献上。その返礼として、翌43年5月ネパールより贈られてきた「ヒマラヤザクラ」の種子を、 同年7月に熱海市下多賀の市営農場で播種、育成したものです。
見頃になったらまたお伝えします。冬に見られる桜は一味違っていて、とても素敵。ぜひ、見にいらしてください。
【ヒマラヤ桜】
ヒマラヤ近辺の温帯から暖帯に生える落葉高木。花は11~12月に咲いて紅色、花弁は長さ8~13mm、蜜が多い。
学名/Prunus cerasoides
科名/バラ科 属名/サクラ属 原産地/ネパール
本数(全49本)/熱海高付近傾斜地(親木)1・月見ガ丘公園1・親水公園2・多賀中学校体育館脇2・さくらの名所散策路14・長浜海浜公園29
問合せ/熱海市公園緑地課0557-86-6218