お宮緑地や海岸沿いの国道135線で6月14日、ジャカランダの花が満開を迎えています。ジャカランダの花は散って地面に落ちた後も美しく、辺り一面を紫色に染めています。「花が頭に落ちると幸せが訪れる」とも言われ、この時期を狙って観賞に訪れる人もて多くなっています。
市内渚町のジョナサン熱海サンビーチ店からスパ・マリーナ熱海前(ローソン横)、ライスボールに至る歩道は「ジャカランダストリート」として知られ、25本の青紫の可憐な花が南国ムードを醸し出しています。
例年、この時期のJR熱海駅は東京、神奈川、名古屋などからこの花を目当てに訪れた観光客で終日混雑しますが、今年は新型コロナウイルス感染症の影響で閑散。観光客のほとんどは自家用車で訪れています。

■ジャカランダ 世界三大花木(カエンボク、ホウオウボク、ジャカランダ)の1つ。6月に青色、薄紫色の花を咲かせる南米原産ノウゼンカズラ科の常緑樹。熱海市は1990年7月、ポルトガル・カスカイス市との姉妹都市提携を記念して、同市から苗を譲り受け、初めて植栽。
■ジャカランダ遊歩道 国道135号線とサンビーチに挟まれた延長430m、幅12~20mの細長い緑地。2014年6月、それまであった椰子(やし)の木などを移植・撤去し、約110本のジャカランダを植裁し、国内最大のジャカランダ遊歩道に整備。大きく育った木も32本植えられている。